モノノミカタ
2024/04/09
7kの鰤が届きました。
脂も程よくのっております。
この時期ですので山菜や筍などと合わせようと思っています。
今頃になって各地で鰤が豊漁のようです。
そのためかいつもより安く仕入れることができました。
野菜にしても魚にしても価格というものはとても変動します。
肉に関してはそこまで変動はしません。
天候に左右されにくく、天然なものではないからです。
テレビでよく見るのが、今月に入って野菜が急に高くなった!というニュース。
先月まで150円だったキャベツがなんと400円!家計を直撃!!
いやいや、その切り取り方おかしくないですか?
まず1玉150円でキャベツを買えることがありがたくないですか?
安い相場で推移してるときはニュースにもならないでそれが当たり前みたいになってる。
ちょっと高くなると、この値段じゃ手が出ない。本当に困ります。と消費者は言う。
メディア側も消費者側もちゃんと考えて!
あまりにも短絡的すぎる。
物の価値、値段、物価というのは時代と共に変わっていく。
昔と比べて安くなったものってたくさんある。
海外旅行、通信(国際電話など)、流通、ユニクロのようなファストファッション、ファミレスのようなチェーン店、百均で売っている全商品。
みんな安くなったものには何も言わない。感謝の言葉もない。
でも高くなったものには文句を言う。
この世の中すべてのものが高くなったわけではない。
むしろ安くなったものの方が多いのではないか?
企業努力や業界内の競争、大量生産のおかげで大多数の国民はその恩恵を受けているはず。
だから400円のキャベツだけを見てはいけない。
そこだけで一喜一憂してはいけない。
そこだけを見ない。その背景を見る。その周りを見る。
それが正しいものの見方だと思う。