柔軟に
2023/10/29
僕が店を始めた頃(18年前)地産地消という言葉をよく耳にした。
実際、僕自身も長野県でやるからには長野県産の物を!
そんな意気込みで店をはじめたのを覚えている。
何か月か経った頃、僕は長野県産で縛る必要は無いなと思い始めた。
フルーツ、野菜、ワイン、チーズ、豚、牛、お米 信州サーモン、天然のキノコなど。
長野県が誇るこれらの食材は当然ありがたく料理してきた。
でも僕はもっといろんな食材を料理したかった。
とりわけ海のものを使いたかった。
兵庫県の牡蠣、長崎県の真蛸、青森県の鯖、北海道のホタテなどなど。
挙げたらキリがないくらい日本にはいいもの美味しいものがたくさんある。
自分で勝手に枠を決めてそれらを使わないのは料理人として絶対もったいない。
だから今は長野県産に拘らず、自分が使いたいなと思う食材を使っている。
その方が無理なくストレスなくメニューを作ることができるから。
DANLOってどんなお店?って言われたら、、、
旬な時に旬なものを使う。肉も魚も野菜も茸も。
と答える。
それでいいと思う。