蕎麦とラーメン
2024/10/01
10月というのに暑い。どうなっているんだ。
ここ原村(標高1200m)でもまだ夏を思わせる暑い日が続く。
こうなると当然秋のきのこは姿を見せない。
闇雲に山を歩いても時間の無駄であろう。
話は変わる。
土地柄、この諏訪地域は蕎麦屋と鰻屋が多い。
僕も嫌いなわけではないのでたまに行く。
ただラーメン屋さんに比べたら行く機会は少ない。
だからお客さんに、どこのお蕎麦屋さんがおすすめ?と聞かれると正直困る。
そんなに食べ比べたわけでもないし、正直味の差がわからない。味の差が出にくいといったほうが正しい。
それはたぶん、蕎麦の世界観が小さいからだと思う。
まず、どこの蕎麦屋さんに行ってもだいたいメニューが同じである。
これって何だろうというイレギュラーなものがない。
つゆはつゆだし、薬味はネギとわさびが基本。
冒険や目新しいことをしないのが蕎麦の神髄なのか伝統なのか?
食べて側が変化を好んでいないのか?
真相はよく分からないがそのある種の型が決まっている。
それに比べてラーメンはバリエーションが豊富だ。
スープは醤油、味噌、塩を筆頭に豚骨、鶏、煮干し、貝などいろんな出汁が楽しめる。
載せる具に関しても、チャーシュー、メンマ、ネギを筆頭に卵、のり、ナルトなどいろんなトッピングができる。
ラーメンは自由で枠がない。だから独自の進化をしてきたし、今や日本を代表する国民食となった。
100人が作れば100通りの味が存在する。
僕は蕎麦はもう少し殻を破っていいと思う。
もっと枠を飛び出していいと思う。
いろんな味、出汁(スープ)があっていいと思う。
いろんな具を載せていいと思う。
ちょっと変わった蕎麦屋さんがあってもいいと思う。
変えないことも大事だけれど、変化を恐れないことも大事だと思う。
もし自分がお蕎麦屋さんだったら、自分らしい蕎麦というものを追求すると思う。
僕は型にはまっていない蕎麦を見てみたい。
もっと個性のある蕎麦を食べてみたい。